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このような悩みを抱えていませんか?
ファクタリングでお金を準備しようと思ったのに、審査に落ちて予定が狂ってしまった!と焦りを感じていのではないでしょうか。
そこでここでは、
- そもそもファクタリングってなんなの?
- ファクタリングの審査に落ちた原因は?
- ファクタリングの審査を通す方法は?どうすればいいの?
という点をまとめていきたいと思います。
この記事を読み終える頃には、ファクタリングの審査に落ちてしまった原因をしっかりと理解し、審査を通過するためのアクションプランが理解できているはず。
「もうダメだ」と諦めてしまう前に、ぜひこの記事を参考にして資金調達を成功させてください!
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そもそもファクタリングって?仕組みをおさらい!
ファクタリングの審査に落ちてしまった原因を考えるにあたって、ファクタリングというサービスの基本を再確認することが重要です。
すでにご存知の方も多いと思いますので、重要な点だけをさらっとまとめてみました。
- ファクタリングは給料や売掛金などの債権を買い取ってくれる金融サービス
- 給料を前借りしたい!手元の債権を早く現金化したい!というニーズを解決
- 赤字・負債があっても利用できる
- 銀行融資・ビジネスローンなどの審査に落ちても利用できる
回収まで時間のかかるはずの債権を、すぐ現金化(資金調達)できるのがファクタリングの魅力。
確認のために、ファクタリングと銀行融資の違いを簡単にまとめておきましょう。
種類 | ファクタリング | 銀行融資 |
---|---|---|
業務内容 | 売掛債権の買い取り | 金銭の貸し付け |
手数料 | 買取金額の1.5%-10%程度 | 年15%以下(100万円以上の場合) |
主な審査対象 | 売掛先の信用力 | 申込者(お金を借りたい人 / 会社)の信用・実績 |
調達できる金額 | 売掛金額が上限 | 融資評価によって変わる |
注意点 | ・売掛先が破綻した場合でも責任を負わない ・償還請求権がない(ノンリコース) |
・売掛先がした場合に責任を負う ・償還請求権がある |
ファクタリングの審査に落ちてしまった時に注目するべき違いは、太字にした「業務内容」「主な審査対象」の項目です。
銀行融資は通常、申込者(お金を借りたい人 / 会社)の返済能力を重視してお金を貸し付けるのです。
一方、ファクタリングは、申込者の返済能力があまり重視されません。
ファクタリングは売掛債権を買い取るサービスなので、売掛先や給料の支払い主の信頼性に最も注目します。
このため、赤字や税金滞納、負債がある場合でもファクタリングを利用できるのです。
また銀行融資と違って、一度審査に落ちたからといって信用情報に傷がつくこともありません。
ここまでみてきた通り、ファクタリングを利用するために審査はありますが、本来であれば銀行融資などに比べてかなり通過率が高いという特徴があります。
ファクタリングの審査通過率は約7〜9割
ファクタリングの審査通過率を代表的な資金調達方法と比較してみましょう。
審査の通過率は事業者や条件によって変わるためとてもざっくりとした比較になりますが、ファクタリングの通過率の高さがよくわかります。
という疑問を解消するために、ここからはファクタリングの審査基準と審査に落ちてしまった原因について詳しく考えていきましょう!
銀行融資に比べて柔軟といえど、ファクタリングで重視されるポイントを理解していないと審査に落ちてしまう可能性が高まります。
ファクタリング審査に必要なものは?
ファクタリングの審査に必要な代表的な書類は以下の通りです。
個人(給料ファクタリング)
- 本人確認書類
- 健康保険証
- 過去3ヶ月分の給料明細
法人(売掛債権ファクタリング)
- 登記簿謄本と印鑑証明書
- 会社の業績が確認できる資料:決算書、確定申告書など
- 売掛先企業との基本契約書:取引の際の取り決め(なくても可の場合もある)
- 売掛金の元となる書類:契約書、発注書、納品書、請求書等など
- 過去の入金の確認ができるもの:通帳など
ここでご紹介したものは一例ですので、詳細はファクタリング会社によって異なります。
しかし、上記の書類は申込者の信用を示すのに重要なものばかり。
審査に落ちるリスクを低くするために、極力揃えて提出するようにしましょう。
ファクタリングの審査基準と落ちる8つの原因は?
前の章でご紹介した通り、ファクタリングの審査では返済能力が最重視されないという特徴があります。
そのかわりに、「債権をしっかり回収できるか?」が最も重要になります。
この点を踏まえて、ファクタリングの審査基準に優先度を付けると、以下の通りになります。
- 売掛先、給料の支払い元の信頼・業績
→ 売掛金ファクタリングなら、取引先
→ 給料ファクタリングなら、勤務先 - 申込者(あなた / 御社)の信頼・実績
- 債権やファクタリング会社の仕様
ここからは、それぞれのポイントと具体的な原因について考えていきましょう。
ポイントは、審査を行うファクタリング会社の目線になって考えることです。
ファクタリングの審査基準:売掛先、給料の支払い元の信頼・業績
先述の通り、ファクタリング契約は「ノンリコース」がメインです。
ファクタリング会社は債権が回収できない場合でも、支払いを要求できません。
つまり、ファクタリング会社にとって最悪のケースは「債権を回収できないこと」。
そのため、ファクタリングの審査にあたって以下の点が重視されます。
- 法人で売掛金を対象にファクタリングする場合
→ 売掛金の支払い義務のある取引先 - 個人で給料ファクタリングをする場合
→ 給料の支払い元であるあなたの勤務先
ここからは、「売掛先、給料の支払い元の信頼・業績が足りない」と判断され、ファクタリングの審査に落ちてしまう可能性の高い原因を具体的に確認していきましょう。
ファクタリング審査に落ちた原因① 売掛先、給料の支払い元の経営不振
ファクタリング会社は、より確実に債権を回収するため、支払い元の経営状態を審査します。
ファクタリング会社にとって、以下のようなリスクがあるからです。
- 法人 → 売掛先(取引先)の業績が悪いと、倒産などで売掛金が回収できない可能性
- 個人 → 勤務先の業績が悪いと、倒産や人件費削減により給料を回収できない可能性
売掛先や給料の支払い元の信頼性や実績は、以下のような項目をもとに審査されます。
- 年商:年商に比例して倒産のリスクも低くなる
- 事業内容・経営実態:反社リスクの高い事業者かどうか
- ファイナンスの実態:闇金やノンバンクなどから借入をしていないか
- 登記事項:移転や資本関係の変更を繰り返すなど不自然な動きがないか
- ネットの評判:倒産や法的なリスクがあると思われる悪評が立っていないか
上記のような点を考慮し、支払い能力に不安があると判断されると審査に落ちやすくなってしまうのです。
ファクタリング審査に落ちた原因② 取引歴、勤務歴が短い
ファクタリング審査で「債権をしっかり回収できるか?」を判断する上で、売掛金の場合は取引歴、給料の場合は勤務歴が重要になってきます。
長期間にわたって、定期的に支払われている売掛金は、確実に支払われる可能性が高いと見なされファクタリングの審査に通りやすくなります。
反対に取引歴が浅い相手との間に発生した売掛先の場合、回収リスクが高いとみなされファクタリングの審査に落ちてしまう可能性が高まります。
給料ファクタリングの場合は、過去3ヶ月分などの給料明細が必要な場合がほとんどです。
厳密な規定はサービスごとに異なりますが、過去分の給料明細が用意できない場合は給料ファクタリングの審査に落ちてしまう可能性が高まるので注意が必要です。
ファクタリングの審査基準:申込者の信頼性
ファクタリングの場合、申込者の信頼性についてのチェックは銀行融資などに比べて寛容です。
前の章でご紹介した「支払い能力の判断基準」の項目は申込者もチェックされますが、赤字や負債、税金の滞納などがあってもファクタリング審査に通る可能性は十分あります。
とはいえ、ファクタリング会社はやはり「確実に回収できるか」という観点で審査を行い、リスクがあるとみなされた場合は審査落ちとなってしまいます。
「申込者の信頼性が足りない」と判断され、ファクタリングの審査に落ちてしまう可能性の高い原因を具体的に確認していきましょう。
ファクタリング審査に落ちた原因③ 虚偽申告や債権の二重譲渡をしていた
ファクタリングに申し込む際、審査結果を良くするために嘘の申告(虚偽申告)すると高確率で審査に落ちてしまいます。
ファクタリング会社は、審査の際に信用情報機関を用いて調査を実施します。
つまり、ファクタリング会社の手には正確な情報が届くため、虚偽申告をしても確実に発覚してしまうのです。
また、ファクタリングでは債権の「二重譲渡」も禁止されています。
二重譲渡とは複数のファクタリング会社に同じ債権を売却することです。
もし仮に二重譲渡がまかり通ってしまえば、ただの売掛金が無限にお金を生み出す打ち出の小槌になってしまいますよね。
しかし、債権譲渡登記を調べれば、二重譲渡された債権かどうかすぐに確認することができます。
虚偽申告も二重譲渡も、発覚すれば高確率で審査に落ちてしまうことになりますので絶対に避けるべき行為です。
ファクタリング審査に落ちた原因④ 依頼者の対応が不誠実だった
ファクタリング審査の際、申請者の誠実さも重要な判断基準になります。
契約の際に面談が必須になっているファクタリング会社がほとんどです。
ファクタリング会社の視点で見ると、先述の虚偽申告や二重譲渡といった不正行為をする相手と取引したいはずがありません。
面談の上で契約をすることで、信用情報等のデータだけでは現れない利用者の信頼性や人間性を読み取っているのです。
ファクタリングを利用する際は、一人の社会人として信頼に値すると判断されるよう、真摯な態度で対応することをおすすめします。
ファクタリングの審査基準:債権やサービスの仕様
支払い元や申込者の信用・実績に問題がなくても、ファクタリングの審査に落ちてしまうケースがあります。
先にご紹介した項目に該当しなかった方は、ぜひここからの内容を元に契約状況を再確認してみましょう。
「債権やファクタリング会社の仕様により対応できない」と判断され、審査に落ちてしまう可能性の高い原因を具体的にご紹介していきます。
ファクタリング審査に落ちた原因⑤ 支払いサイトが長い
支払いサイトが長いほど、ファクタリングの審査に落ちやすくなってしまいます。
取引が発生してから代金を実際に回収できるまでの期間のこと。
ファクタリング会社の視点で考えると、この期間は一時的に支払いを肩代わりしていることになります。
つまり、支払いサイトが長いほどファクタリング会社の負担が大きくなり、審査の際にマイナスにつながってしまうのです。
一般的な支払いサイトは「末締め翌月末支払い」「末締め翌々月末支払い」となっており、最大でも60日未満になります。
60日を超える支払いサイトが設定されている債権は、ファクタリングの審査に落ちやすくなるため注意が必要です。
ファクタリング審査に落ちた原因⑥ 債権に譲渡禁止特約が付帯されている
2020年1月現在、譲渡禁止特約がある債権はファクタリングができません。
名前の通り、その債権の譲渡を禁止する取り決めのこと。
クレジットカード債権や大手企業の売掛金などは、譲渡禁止特約が付けられている場合が多い。
ただし、2020年4月から改正民法が施行され、以降は譲渡禁止特約がある売掛債権でもファクタリングできるようになります。
ファクタリングの活用の幅が広がりそうですね。
ファクタリング審査に落ちた原因⑦ 債権金額に対応していない
ファクタリング会社は、債権の買取金額に対応範囲を設けている場合があります。
- 小口(数十万円単位)の債権
→ ファクタリング会社の利益が少なくなる - 大口(数百万円単位)の債権
→ ファクタリング会社のキャッシュフローに悪影響が出る
以上のような理由から、小口すぎる債権も、大口すぎる債権も同じくらい審査に落ちてしまう可能性が高くなります。
給料ファクタリングなどの小口案件を主に扱っている会社や、大口の売掛金をメインで扱っている会社など、ファクタリング会社の中にも得意分野があります。
事前に調査してから、ご自身の債権額に適したファクタリング会社を選ぶのがおすすめです。
ファクタリング審査に落ちた原因⑧ 個人事業主に対応していない
ファクタリング会社の中には、個人事業主の方の審査が厳しかったり、そもそも利用に対応していなかったりするところもあります。
個人事業主の方は債権譲渡登記が行えず、法人に比べて信用が低いと判断されてしまうのです。
しかし、個人事業主の方であっても、取引歴や取引先の信頼性に応じて対応する、というファクタリング会社も増えています。
ファクタリングを利用したい個人事業主の方は「個人事業主対応」と記載している会社に申し込むのがおすすめです。
落ちたらこれを試そう!ファクタリング審査の通し方
ファクタリング会社が重視している3つのポイントと、審査に落ちてしまう可能性の高い9パターンの原因をまとめてきました。
ここからは、実際にファクタリングの審査に落ちてしまった場合にどう対応すればいいのか確認していきましょう。
これからファクタリングに申し込もうとしている方も、ご紹介する点を踏まえれば審査落ちを未然に防ぐことができますよ!
ファクタリングは落ちても問題なし!レッツ再審査
まず前提として、ファクタリングの審査に落ちたからといって諦める必要はありません。
銀行融資などの場合、審査に落ちることで信用情報に傷がついてしまいますが、ファクタリングは1度審査に落ちた程度では問題ありません。
とはいえ、さすがに不良債権を何回も出してしまうと、ファクタリング会社に目を付けられて利用しづらくなることもあります。
なるべく「次の1回で決める」という覚悟でファクタリング審査に挑むことをおすすめします。
申告や手続きの内容を見直す
言うまでもありませんが、ファクタリングの審査において虚偽申告や二重譲渡は御法度です。
また、事前に必要書類をもれなく準備し、面談では誠実な態度を心がけましょう。
信用情報に不安があっても、人間性から信用がおけると評価されれば、審査に通過する可能性が高まります。
- 虚偽申告や二重譲渡は絶対にしない
- 必要書類をしっかりと準備する
- 面談には誠実な態度で臨む
ファクタリングする債権を見直す
審査に落ちてしまったものとは別の債権をファクタリング会社に申請するのは有効な方法です。
その際は、ファクタリング会社側が「確実に回収できる」と判断してくれそうな債権を選びましょう。
先ほどご紹介した点を踏まえて、理想的な債権の特徴をまとめてみましょう。
- 支払い実績が良好な債権
- 取引歴が長い債権
- 支払いサイトが短い債権
- 譲渡禁止特約が付帯されていない債権
- ファクタリング会社が対応可能な金額の債権
以上の点をできるだけ満たした債権であれば、再審査に通過する可能性が高まります。
ファクタリング会社を見直す
最初に申請したファクタリング会社に見切りをつけて、他のファクタリング会社に申請するのがもっとも手っ取り早い方法です。
- 債権の金額に対応できるファクタリング会社
→ 数千万〜億単位:大手ファクタリング会社
→ 数十万〜数百万円:中小ファクタリング会社 - 個人事業主の場合、個人事業主対応可のファクタリング会社
- 即日審査ができるファクタリング会社
- 審査通過率が高いファクタリング会社
先ほどご紹介したように、ファクタリング会社によって得意分野があります。
非常にざっくりとした目安ですが、数十万-数百万円の小口債権は中小ファクタリング会社を選び、それ以上の大口債権は大手ファクタリング会社の方が向いています。
また、「審査通過率が高い」「即日審査ができる」という点は、再審査の場合に重視したい点です。
ファクタリングの審査に一度落ちた場合、早急に資金が必要であることが予想されます。
そうなったときに「即日」やそれに近い早さを謳っているファクタリング会社を選びたいところです。
また「次の1回で決める」という心構えで申請するなら、審査の通過率も重視するべきです。
審査の通過率が高いほど手数料が高くなる傾向がありますが、時間的な猶予がない状況であれば背に腹は代えられえません。
こんなときには以下の記事を参考に、ベストなファクタリング会社を選びましょう!
スピードや手数料などの特徴別にまとめているので、ぜひお役立てくださいね!
ファクタリングの審査に落ちた原因と通し方のまとめ
ここまで、ファクタリングの審査基準と、落ちた原因と考えられる具体例、落ちてしまった際の通し方について解説してきました。
最後に、全体を振り返っておきましょう。
原因
- 売掛先、給料の支払い元の信頼・業績に問題がある
→ 売掛金ファクタリングなら、取引先
→ 給料ファクタリングなら、勤務先 - 申込者(あなた / 御社)の信頼・実績に問題がある
- 債権やファクタリング会社の仕様に問題がある
通し方・解決策
- 申告や手続きの内容を見直す
- ファクタリングする債権を見直す
- ファクタリング会社を見直す
- 以上の点に注意し、諦めずに再審査を受ける
ファクタリングは融資と違い、審査に落ちてもまだチャンスが残されています。
申告内容や債権、会社選びを見直すだけであっさりと審査に通ってしまう可能性は十分にあります。
諦めずに資金調達を達成させましょう!